王滝口第十番 三笠山神社

王滝口第10番 三笠山.JPG
 

 七合目田の原は車道の終点で、現在はここから御嶽山登山の出発点であるが、田の原の背後にある三笠山は八海山から中小屋田の原へと向かう旧登山道の途中であったから、三笠山へ登って田の原へ下る道と三笠山へ登らずに山腹を横切って田の原へ出る道があった。
 今では麓から車で一気に田の原まで登るので、三笠山は訪れる人がまれになった。そのことでかえって三笠山にはかっての車が入る前の霊山の雰囲気が色濃く残っている。
 御嶽山の前山である三笠山は王滝口独特の霊場で、その山容が御笠をふせて形からその名がある。地元王滝村では、普寛行者の開山以前から親しまれてきた山で、古い王滝上島八景の絵馬には三笠暮雪として描かれている。
又、三笠山は古御嶽の外輪山の一つで、山頂はやや平坦な台地となっていて、小さな火口湖があり、三宝荒神池として三笠山神社(刀利天宮)のかたわらに祀られている。
 田の原からの登りは15分くらいでゴツゴツした木の根元や、角材の階段の道が続き、周囲はトウヒ、シラビソ、タケカンバなどうっそうとした原生林で、岩石や倒木はびっしりと生えた苔(こけ)におおわれている。
 途中、三宝荒神、神変大菩薩、長崎社などの神像が立ち並ぶ一角から御嶽スキー場のゴンドラ駅舎の脇を通って山頂へと続く。比較的ゆるやかな登りである。

  

 

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